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kaku

作詞/作曲:yuka

編曲:momoko. yuka

 

ぽたり ぽたり
水溜りに落ちる雫
一瞬 色を滲ませ 消えた
それを君は「綺麗」と言った

 

私にはなんだか君が絶えず
溺れているように見えたんだ
何にも縋れず やがて
もがくことも諦めたような

 

私だって自分の痛みの行き先
分からないんだ
この手で生んでは捨てきれずに
この世界はひどく生きにくい

でもまだ消えないで
ほら その切先を私に向けてみて


ぷつり ぷつり
細い線のすき間から
小さく生まれ 流れ出た
それを僕は「嫌い」と言った

 

いつもそんな目でこっちを見るの
同情なんてやめてよ
簡単に言うんだね
君の目に映る僕は普通じゃないの?

 

僕だってこの両足でしっかり

立っていたいんだ
それがゆえの今の僕なんだよ
この世界でまっすぐ生きたい
消えたいわけじゃない
ただ 自分を認められないだけ

 

僕を傷つけたのに
傷ついたのは君だった

 

眩しくて僕には見れなかったその世界も
暗すぎて私 目をそらしたその世界も
揺らぐことなく同じ場所にあった
lalala...

 

いつかこの右手の中
握るもの深く埋めて
いつか全てをまっすぐ受け止めて
記憶を愛せる日がくればいい

そうして両手で 握り返すよ
「僕が僕でいてありがとう」って...

 

 

 

*    *    *    *    *    *
 

 

カッターを握ったあの子とその友達へ

 

 

 

 

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